初めて陸上競技の短距離走スパイクシューズを買う時の注意事項(富山県のかけっこ・体操・運動教室)

短距離走スパイクシューズ

陸上競技を始めた時、「スパイクシューズって、どのようなものを買えばいいの?」と、迷われると思います。

そこで、今回は陸上クラブがおすすめする、スパイクシューズの選び方や注意事項について説明します。

スパイクシューズはいつから?

「もっと速く走れるはず!」

そう考えて、幼い頃にスパイクシューズを履かせる陸上クラブもあります。

しかし、筋肉や骨が育っていないのに、スパイクシューズを履くのは、とても危険です…。

スパイクシューズは速く走れる分、体にかかる負担も大きくなります。

なので、悟空Jr.アスリートスクールでは、スパイクシューズを高学年のみと限定しています。

焦る気持ちも分かりますが、体の成長に合わせて、スパイクシューズを履くようにしましょう。

まずはピンの種類を知ろう!

陸上競技のスパイクシューズに取り付けるピンは、土(アンツーカー)用と、ゴム(タータン)用があります。

土(アンツーカー)用のピンは、ゴム(タータン)用に比べて、チクチクと、太く長くとがっています。

なので、土(アンツーカー)用のピンで、タータンの上を走ると、タータンが傷ついてしまいます。

また、ピンが長くなればなるほど、反発力が高まり、足への負担が高まります。

まずは、スパイクシューズをどこで履くか、確認してからピンを選びましょう。

土(アンツーカー)用のピン

土(アンツーカー)用のピンには、大きく分けて2種類あります。

アシックスを例にすると、その2種類は、①ゴールドピンと、②シルバーピンです。

①ゴールドピンは、スパイクシューズとピンの間に、アタッチメント(レジナスガード)をつけて使用します。

アタッチメント(レジナスガード)は、ピンのネジの部分に砂などが入らないようにしたり、膝への負担を緩和したりします。

①ゴールドピンは、アタッチメント(レジナスガード)を間につけるので、ネジの部分が少し長いです。

②シルバーピンは、アタッチメント(レジナスガード)をつけずに使用します。

②シルバーピンは、ネジの部分が短いため、アタッチメント(レジナスガード)をつけると、走っている途中にピンが外れることがあります。

アタッチメント(レジナスガード)は、①ゴールドピンを使用する時だけにつけることを覚えておきましょう。

なお、初心者はアタッチメント(レジナスガード)を必要とする①ゴールドピンをおすすめします。

ゴム(タータン)用のピン

次に、ゴム(タータン)用のピンについて説明します。

ゴム(タータン)用のピンは、①平行ピン②2段平行ピン③3段平行ピン④ニードルピンの4種類があります。

①平行ピンは、軽量性に特化しており、スパイクシューズを履いた時の軽さにこだわる選手向けのピンです。

②2段平行ピンは、土台が太くてしっかりしているため、抵抗力が多く、瞬発力が必要な種目に適しています。

③3段平行ピンは、3つの段差にゴム(タータン)がしっかりと引っかかるため、高反発・高グリップ力に優れ、トラック種目に適しています。

④ニードルピンは、2段平行ピンと対照的で、形状が針に近く、ゴム(タータン)への抜き差しの感覚が薄いため、抵抗力が少ないピンです。

このように、ゴム(タータン)用のピンは、それぞれ特徴や適性が違うため、競技種目や自分の走りに合ったものを選びましょう。

なお、短距離走の初心者は、③3段平行ピンをおすすめします。

ピンの長さ

スパイクシューズのピンは、長ければ長いほど、強い力を得られます。

ただし、その分、足への負担も大きくなります。

また、長ければその分、足を引っかけて転倒する可能性も高まります。

なので、短距離走の種目をするのであれば、ゴム(タータン)用の場合、最初は7m~8mのピンを陸上クラブでは、おすすめしています。

おすすめのスパイクシューズ

最後に、初心者におすすめのスパイクシューズを紹介します。

陸上クラブでは、asicsのエフォートというスパイクシューズをおすすめしています。

陸上競技をこれから始める選手のために作られたスパイクシューズです。

まとめ

以上が、初めて陸上競技の短距離走スパイクシューズを買う時の注意事項です。

なお、スパイクシューズは、サイズが自分の足に合わないと、ケガの原因になります。

体が成長しているうちは、年に1回程度、買い替える必要があります。

何か参考になれば幸いです。